中小企業診断士 合格体験記(平成23年度)

ここでは、中小企業診断士試験2次筆記試験合格者からのメッセージを紹介しています。

 

2次試験を合格して実務補習等を終了し登録申請すると

『中小企業診断士登録証』が届きます。

 

田中 勇司 さん (2次マスターコース(土日通学))

  

【はじめに】

 今回MMCの講師の皆様のおかげで、受験二回目にして二次筆記試験に合格することが出来ました。

 そのMMCへの恩返しの意味も込めまして、以下の合格体験記を寄稿させていただきます。この体験談が、今後合格を目指す皆様のお役に少しでも立てば幸いです。

 

【中小企業診断士を受験した動機】

私は4〜5年程前より食品メーカーの営業企画職として、組織小売業に対するリテールサポート業務に携わっています。その業務の中では、担当する量販小売チェーンの年間戦略や予算を策定したり、それを具体的な戦術に落とし込んだり、該当カテゴリーに関するコンサル的な取り組みをすることもあります。そのような状況の中で担当先の経営層の方々と話す機会が増えてくるに従い、もっと幅広い経営全般の知識を取得する必要性を感じたことが、この資格を目指そうと思った最大の動機です。

また職場内の同じフロアに業務用飲食店に対するリテールサポート業務に携わる同僚がおり、その人に触発されたのも動機の一つです。

 

【受験年度】

2010年 一次試験 合格

      二次筆記試験 不合格(BCDA=B)

2011年 二次筆記試験 合格

 

【一年目の学習】

 大手予備校の通学コースを受講しました。一次試験は経済学の没問や得点調整の結果、422点ぎりぎりで最も効率的に(笑)合格しました。一次合格発表後に慌てて二次対策に本腰を入れましたが、二次試験まで残り1か月半しかなく、結局二次試験をどう解くかも自分の中で腑に落ちないまま試験当日を迎えました。このような状況で受験した結果は、当然「不合格」でした。

 

【予備校の選択】

 自分自身が二次試験の何が腑に落ちていないのだろうかと、その原因を振り返りました。その結果、小手先のテクニック論よりもまず「模範解答が難しすぎて自分には解りづらい」という点が一番の原因だと結論づけました。そのため二年目の受験にあたってお世話になる予備校については、様々な予備校の2010年二次試験の模範解答を比較して、その中で最も自分にとって解りやすい模範解答の予備校にしようとしました。その結果選んだ予備校がMMCでした。 さらに実際に通学してみて、自分に合っていると感じたポイントがいくつかあります。

  • 添削答案は、個別アドバイス付きで即日にしてもらえる。
  • 添削答案については、何度でも添削してもらえる。
  • 少人数ならではのインタラクティブな講義が行われている。

 これらの特長を十分に活用しながら、二次試験の勉強に取り組みました。

 

【二年目の学習】

 基本的には、MMCのメニューを全面的に信じて学習を進めてきました。中でもMMCの特長を最大限に活かすために、特に気を付けたことは以下の3点です。

@添削答案は、返却当日(遅くとも翌日)に復習を行う。

 折角当日にアドバイス付きで添削答案を返却いただく訳ですから、まだ実際に解いた時の感覚が残っている間に復習を行うことにより効果的な実力向上を図りました。

A合格レベルの解答が書けるまで、何度でも再答案を作成して添削してもらう。

 演習問題は勿論ですが、平成13年度から平成22年度までの全ての事例の過去問について合格レベルになるまで何度でも添削をお願いしました。(過去問については、特に80分の時間にとらわれずに最高品質の答案作成を目指しました。80分の時間感覚はMMCの演習で十分に養うことが出来ます。)最初は5〜6回の再答案を提出することはザラでしたが、段々コツが掴めてくるに従って一回で合格レベルの答案を作成出来るようになってきました。

B常に最前列の席に陣取って、インタラクティブな講義を堪能する。

 正直言って、私にとっては一番辛かったです(笑)。最前列には特に優秀な方々が陣取っており、講義中に講師の方々から頻繁に飛んで来る質問にも的確に答えていました。それに引き換え二次試験の右も左も分からない私は、質問に答えられないケースが多く皆の前で一杯恥をかきました。ただ恥をかいて覚えた知識は、高い定着率で私の血となり肉となりました。

 

 これらに加えて、以下の学習方法を実践しました。

@実際に解いた演習問題や過去問について、MCサークルの切り口や題意、キーワード、効果等をエクセルで表にまとめました。(フィルタをかけることにより、切り口やキーワード、効果ごとに横串で傾向を把握することが出来ました。)

A演習問題や過去問で間違えた頻出のキーワードや必須の知識について、単語帳に書き出して電車の中等の隙間時間に常に眺めることで頭に定着化させました。

B苦手だった財務・会計については、GWの財務事例徹底特訓講座でいただいた問題集(全62問)を1日2問ずつ欠かさず10月まで5回転行うことで安定した力を養成するように心掛けました。

 

さらに、行き当たりばったりの学習にならないように、1月の時点で10月までの大まかな学習スケジュールを作成しました。具体的には、MMCの4回の模試やSTEPの変わり目等をマイルストーンに設定して、「ここまでに終わらせておく学習項目(過去問の○○年度まで解答終了)」「この時点であるべき姿(演習・模試で上位○○%以内)」等の目標を整理しました。

 

【最後に】

12月9日(金)の合格発表の日、中小企業診断協会のホームページ上で自分の受験番号を見つけた瞬間、もっと喜びが爆発したり逆に感極まって涙が出たりするのかと思っていましたが、まず真っ先に“安堵感”で体中の力が抜けてしまいました。

これまでの文章でもご覧いただいたように、私はこの一年間、人よりも特別なことは何一つしていません。ただMMCの講義でお話のあったことを中心に愚直にやり切りました。その結果が合格という成果に結びついたと思うし、この文章を見て下さった方々の「それで合格できるんだ」というやる気につながれば幸いです。

 

最後に、講義中も添削コメントでも“愛ある毒舌”で叱咤激励下さり、二次試験直前も「与件文から離れすぎてユルイ解答にならないように」と私の一番の弱点をアドバイス下さった中居先生、私のしつこいくらいの再答案添削依頼にも嫌な顔一つ見せずいつも笑顔で対応して下さりスピーディに的確なアドバイスとともに返却して下さった徳川先生を初め、多くの講師の方々に気にかけていただき、この場をお借りして改めて感謝申し上げます。

   

 

●神田 久史さん (2次マスターコース(土日通学))

  

【中小企業診断士を受験した動機】

 海外企業の人材育成を行う仕事柄、中小企業診断士の方々と接する機会が多く、その世界に憧れを持つようになりました。診断士試験を受けていた職場の先輩から試験勉強の大変さを聞いていたため、長く辛い日々になることへの恐れもありましたが、挑戦してみることを決意しました。

 

【学習期間】

2010年    1次合格 (学習時間800時間)

2次不合格(判定:CBCA : B)(200時間)

2011年   1次免除 2次合格(筆記試験900時間、口述試験30時間)

 

【1次試験対策の学習方法(2010年合格)】

 2010年に初受験しました。1次対策には10ヵ月程度を使い、某大手予備校のDVD通信講座と市販テキストで勉強しました。

 勉強方法は、ゴールデンウィーク頃までは予備校の進行に合わせ月に1科目ずつのテキストベースの勉強と隙間時間で練習問題に取り組みました。特に苦手としていた財務と経済学は、できる限り早めに着手して、他の科目の学習と平行して計算問題の復習を繰り返し行いました。最初の8ヵ月は理論の理解に専念し、過去問は直前2ヵ月位で集中して行いました。

結果は、経営法務が足切り寸前、経済学も60点を下回り、もう1問でも間違っていれば、合格を逃してしまう紙一重での合格でしたが、1次対策によって財務を得意科目とすることができ、2次試験での強みとなりました。

 

【2次試験対策の学習方法(2010年不合格)】

 1次試験まで2次試験対策が手付かずであったため、限られた時間で成果を上げるべく1次対策とは別の大手予備校の直前コースに入りました。メソッドの習得を中心に学習しましたが、2次試験の本質を全く理解できず完敗となりました。1次対策期間に少しでも2次試験に触れていれば(MMCのゴールデンウィークの短期コースなどに参加していれば)と悔いる気持ちもありましたが、1次試験の結果がギリギリだったことを考えれば、すぐに諦めもつき翌年の試験に向け気持ちを切り替えることができました。

 

【2次試験対策の学習方法(2011年合格)】

 2次試験の不合格発表直後に、改めて予備校選びを行い、過去の合格率が高く、合格に必要な考え方に関してもっとも納得できたMMCを選びました。講座説明会では、中居先生からミニ事例の回答について、“グチャグチャな回答だねぇ”と言われ、正直、傷つきもしましたが、自分の問題点を明確に指摘してもらえたのは良かったと思います。

 この時点での自分の問題と認識していたのは、次の点でした。

  • 相手に伝える書き方の技術不足
  • 1次知識の応用力不足
  • 回答上の作法の理解不足

 

 2次試験の勉強方法は、MMCの講座受講に加え、次の内容を重視しました。

  • MMC講座の復習と再答案
  • 一日最低1時間の財務問題の練習(過去問、MMCの計算問題、イケカコノート、等)
  • MMCの事例と過去問(1日1事例80分以内)
  • 設問と模範解答の読み込み(設問の理解と答え方のイメージ化)
  • キーワードマトリックスの作成と応用力の強化
  • 一次知識の習得と応用力の強化(同族企業、組織管理、インターナルマーケティング、生産計画、等におけるメリット・デメリット、課題、改善策、施策等をサブノート化)

 

 また、MMCで教えられたことですが、私が勉強する際に意識したのは次のポイントです。

  • MCサークルの理解と応用力に加え、1次試験知識の重視。それを基に与件を読み、回答は与件文中心に抽出しつつ、1次試験知識で補足・補強することで、大事故が減少。
  • 設問に素直に対応。例えば、課題と改善策を聞かれれば、課題は??、改善策は??と回答する。MMCで勉強を始めた頃は、与件を読む前に設問の下に回答の型を書き、??部分に与件の言葉を入れるようにした。これを行うことで、得点が安定し、同時に回答の下書きができるので、回答用紙に書く前に考えを整理するのにも役立った。
  • 因果関係の明確化。〜のため、〜である、と答える癖を付けた。これで自分の考えを読み手に伝えられるようになった。
  • 回答項目を@〜、A〜、B〜と列記し、文章全体を括るキーワードでまとめる。これで合格点を安定的に確保できるようになった。
  • 組織面では??、人事面では??、といった切り口による回答の明確化。これにより高得点を獲得できるようになった
  • 財務での文章問題の回答の金型化。計算問題等で落とさないことは前提だが、回答の書き方が安定したことで、財務事例での得点率が上昇した。

 

 これの学習を早くから意識して行うことで、MMCの第一回目の模試から安定した成績をキープでき、本試験でも自信をもって取り組むことができました。

 筆記試験の合格発表2週間位前に開始した口述対策では、事例への理解を更に深めました。口述対策では、1次試験の重要ポイントを再確認する必要がありますが、この勉強は2次筆記試験の対策にも有効と考えられます。

 

【最後に】

中居先生を初めとする講師の方々のご指導のおかげで合格することができました。学習の進捗に合わせて指導いただけたことが、合格の最大の要因だったと思います。MMCで学んでいると自分の成長を実感でき、楽しくて仕方ありませんでした。試験勉強が終わり寂しい気もしますが、診断士としてのスタート地点にようやく立った今、これからも更に成長できるよう頑張っていきたいと思います。

     

岩間 隆資 さん (2次マスターコース(平日夜間通学))

  

■はじめに

 本日2012年1月6日、二次試験合格を確認し、実務補修を申し込むことが出来ました。

 まずは、MMCの先生方に御礼を申し上げます。

   

■中小企業診断士を受験した理由

 @営業・システム・企画・生産等、多分野にわたる職場を経験して来ていたが

  基礎知識をあらためて固めることで、経営全般についてバックボーンを造りたかったため。

 A小型船舶2級試験受験で「資格試験の勉強で学ぶ喜び」を感じたこと。 

   

■受験経歴

 2010年 一次 合格

       二次 不合格

 2011年 二次 合格

   

■1次対策の学習について

 1次試験は、とにかく時間をかけて正解可能マーク数を1個1個、積み上げて行く作業でした。

 (1)学習法

  ・大手受験予備校講義のWEBでの聴講

  ・大手受験予備校テキスト・講義の要点まとめシート作成(エクセル)

※受験予備校活用のメリットは、出題傾向・出題頻度の分析から、本試験に出そうな論点に重点化出来る点です。

  ・講義ダウンロード音声を、ウォークマンで通勤等すきま時間に繰り返し聴く(まとめシートに気づいた点を追記)

  ・過去問等問題集を繰り返し

  ・受験予備校の答練

  ・模試2回

 (2)工夫した点

  予備校の答練や模試等の点数をもとに、目標点数とのギャップを計算し、

  最後の2〜3ヶ月の7科目の時間配分を調整。

  苦手科目の足切り回避、得意科目での点数稼ぎで、トータルでの合格点数確保を目指した。

 (3)学習時間

  1200時間

 (4)結果

  経済と経営法務が合格点に満たなかったが、足切りは回避。

  かけた時間/点数= 1点を取るために勉強した時間数

                      ↓

   経営情報システム                 1.5

   運営管理                          1.7

   中小企業経営・中小企業政策  1.9

   企業経営理論                       2.4

   経済学・経済政策                  2.8 ※2010年は難度が高かったです。

   財務・会計                         4.3 ※2次もあるので力を入れました。

   経営法務                           4.3 ※苦手科目でした。

  

■2次対策の学習について(1年目)

 (1)学習法

  ・大手受験予備校の講義(WEB)と演習・添削

  ・受験仲間+先輩診断士の応援指導での過去問勉強会(1次試験合格後〜直前時期まで)

  ・MMC財務解きまくり(全3回)

  ・模試2回(受験予備校、MMC第4回)

 (2)苦労した点・不足した点

  ・大手受験予備校の指導内容が、曖昧模糊としか腹に落ちてこなかった。掴みどころが掴めなかった。

  ・財務の計算問題の練習・ポカミス対策が不足していた。

 (3)良かった点

  ・受験仲間との勉強会の中で、先輩診断士の指導を受けつつ、過去問に取り組む中で

   『事例攻略のセオリー』等の参考書も活用し、自分なりの読む・考える・書くプロセスを形づくっていった。

  ・解答の切り口では、MMC提唱の、MCサークルの切り口を参考にしていた。

  ・MMC財務解きまくり、で考え方・答え方がある程度理解出来た。

 (4)時間

  400時間

 (5)結果

  総合   B

  事例T 判定C〜要求されている内容の理解不足。最後の問題で、加工品=「食品原材料以外」と捉えられなかった。

  事例U 判定A〜まずまずの対応が出来た。

  事例V 判定A〜最後の問題が時間切れで、6割程度しかマス目を埋められなかった。

  事例W 判定A〜四捨五入のミス、計算ミス、最後の知識問題、で得点が伸びなかった(と思います。)

→事例Tでの設問要求を大きく外さず事例Wでミス無く高得点出来ていれば、あるいは合格だった?かもしれない。

  

■2次対策の学習について(2年目)

 (1)学習法

  ・MMCの平日講義・演習・添削と再答案

  ・MMCのWeb講義の音声をウォークマンにダウンロードし、通勤等すきま時間に繰り返し聴く。

  ・受験仲間+先輩診断士の応援指導での過去問勉強会(2月から月1回ペース、8・9月で月2回ペース)

  ・MMC提唱のキーワードマトリックスの作成とブラッシュアップ(自分の中では外段取キーワード集と呼んでいました。)

  ・解答プロセス&コツ集の作成とブラッシュアップ

  ・MMC財務特訓講座

  ・模試(MMC 第1〜4回)

  ・直前スパーリング(全2回)

 (2)苦労した点

  ・時間確保と心身のコンディション維持

 (3)良かった点

  ・MMCの少人数講義によりモチベーションが維持出来たこと。

   (教室では一番前の席に座るようにしました。)

  ・個別指導により疑問点を潰しながら学習を進められたこと。

   (特に財務の問題集・解答・答え方等で理解不足や腹に落ちない部分等。)   

  ・ウォークマンでの音声を繰り返し聴くことで、中居先生・徳川先生の教えを身に染み込ませることが出来たこと。

  ・外段取キーワード集のブラッシュアップをしていく過程で、

   過去問の論点分析・把握と解答の仕方の引き出しが出来たこと。

  ・模試や本試験の当日、解答プロセス&コツ集を試験直前に見直すことで、

   作業工程を身に染み込ませることが出来たこと。

  ・MMC財務特訓講座の問題集を回転させる中で、理解不足・ポカミス傾向の把握と修正が出来たこと。

 (4)時間

  成果と時間の長さが比例しないと感じましたので、カウントして自己満足することはやめました。

 (5)結果

  事例T MMC添削 約  67点〜MMCで練習した題意把握と解答方法で、鬼門を乗り切れました。

  事例U MMC添削 約  58点〜文字数が少ない問題は対応が難しかったが、最後のインターナルマーケでいつも通りの解答でなんとか格好を付けた感じです。

  事例V MMC添削 約  63点〜いつも通りのMMC演習通りの解答。最後のメリットはQCDでまとめました。

  事例W MMC添削 約  80点〜営業CFの計算過程で、投資・財務CFまで書いてしまいました。それ以外は計算問題はほぼ失点なし。記述もMMC問題集で練習した通りで対応出来ました。

  合計    MMC添削 約268点

   

■2次合格のために特に留意した点と余談

 (1)良い受験校選び

  2年目の学習に入るに当たり、他の受験校の見学会にも参加しましたが、MMCに決めた理由は@合格率が50%超、A1年目の財務特訓講座での中居先生の指導が分かりやすく親しみやすかった、B平日夜間コースがあったためです。 今年はMMC通年コースでの合格率は60%に近くになったとお聞きしました。指導方針・内容が、この試験に合っていることが実証されていると思います。 他の受験校やあまたの参考書等で述べられている要諦も、MMCでの指導内容に分かりやすく整理された形で収斂されてしまっているとよく感じました。

 (2)学習のスタンス

  「神仏を尊び、神仏に頼らず」という言葉になぞらえると 「MMCの手法に忠実に鍛錬はするけれど、その中で自分自身が気付き、取り組み方を磨きあげて行くことが重要」と考えていました。 MMCの演習等で、とにかく時間内に書き切ることを目標にして行くうちに、2・3回目の模試以降は、点数が安定して来ましたので、 以後は、中居先生の教え通り、T〜Vは自分のやり方を磨きあげることと、Wは計算問題の間違った点を繰り返し復習していました。

 (3)文房具・装備の調達の工夫

  シャーペン・消しゴムは、書くための時間ロスを最小限に抑えられるものを使いました。 メガネは、普段使いのものとは別に、レンズ面積の広い、手元に焦点を合わせた勝負眼鏡を用意しました。 老眼が入ってきているという背景もありましたが、一目で問題用紙の見開き全体を見渡せることで視界が開け、作業が効率的になりました。 また、試験開始前に、これに架け替えることで、気合が入り・集中出来ました。眼鏡小売店のB社を身近に感じられたのはオマケでしたが。 マーカーは、色を変えるために持ち替えたりすることで時間ロスをしたり、色をつけ間違えるなどのミスもあるため、2年目は使いませんでした。

 (4)健康管理

  とにかく風邪を絶対にひかないように、うがい・手洗い・マスクを徹底しました。

  8月末頃に腰痛を悪化させ、ヘルニアになってしまいましたので、試験会場にも円形クッションを持ち込みました。

  また、腰に処方された膏薬を貼っていましたが、これもA社を身近に感じられたのがオマケでした。

 (5)神仏に

  頼らずなどといいながら、近所の神社には『中小企業診断士になれますように』と絵馬を掲げ2回目で合格、2回目で合格、と唱えながら、25円の賽銭をよくあげていました。

    

■合格の喜び

 筆記試験合格の報告の電話をした際に、中居先生の「よっしゃ!よしっ!よしっ!よーし!」という雄叫びを聞いた時に、合格できた喜びと、中居先生・徳川先生をはじめとするMMCの先生方から学べたことそのものの幸せ、をかみしめることが出来ました。また、平日夜間で席を並べていた方々の合格の報もお聞きし、さらに晴れ晴れとした気持ちになりました。また、足掛け3年間を支えてくれた妻、遠く故郷から励ましてくれた母親、応援してくれた親戚・友人、勉強会に協力してくれた先輩診断士の方々にも感謝してもし切れません。

 そして、2010年の不合格の報告メールに「残念だったな、まあ楽しみが1年延びたと思って、頑張って行こう、実力も更につくだろし。」とメールを返してくれ、その20日後に急死した父親にも、この合格を捧げたいと思います。

 ありがとうございました。

     

  

● T.I さん 2次マスターコース(平日夜間通学コース))

 

【中小企業診断士を目指した動機】

 私はあるメディアで中小・ベンチャー企業を7年間取材しました。中小企業は日本の経済を支えているのにもかかわらず、メディアでは私の勤め先を含め、やはり大手企業を取り上げる機会が圧倒的に多いのが実情です。また、中小・ベンチャーを取り上げる記事でも製品や技術、マーケティング、株式公開などがテーマになる一方、組織・人事戦略や、資金調達戦略などはあまり頻繁に取り上げてきませんでした。診断士として、従来の取材とは違った角度から、課題を掘り下げた記事を書くことで、中小企業に対する読者の理解が深まり、間接的に中小企業を支援できるのではないかと考えました。

【受験経験】

 08年 1次合格、2次不合格(BCBB、総合B)

 09年 2次不合格(BAAC、総合B)

 10年 (異動のため受験せず、1次対策に専念)

 11年 1次合格、2次合格

 

【1次試験の学習】

 08年、11年ともに某大手受験機関のDVD通信講座を利用しました(11年は「中小企業経営・政策」を除き、08年のDVDをそのまま使用)。DVDとテキストで基本知識を身につけ、基本問題集、過去問を何度も繰り返し解きました。間違えた問題にはチェックをつけておき、試験直前期はチェックが多く付いた問題を中心に解きました。一方、過去問で、明らかにもう2度と出ないだろうという問題には別の印をつけ、ほとんど解きませんでした。11年では、間違った問題の解説を要約して自習ノートに記述し、通勤の時間などを利用して何度も見返し、知識を着実に身につけていきました。

限られた回数までは通学講座も受けられる仕組みだったため、取っつきにくかった「経済学・経済政策」などで何回か利用しましたが、通信講座の講師の方がわかりやすかったです。2次を2回落ちたときのことまで考えると、知識詰め込み学習の1次は、個人的には通信の方がいいような気がします。

 

【2次試験の学習】

 08、09年ともに某大手受験機関の通信講座を利用しました。ただ、答練の採点方法は解答を論理的に書くことより、与件の中に出てきた言葉をどれだけ詰め込むかが重視される方式で、DVDを見たり解説を読んだりしても、なぜ模範解答のような解答が導きだされるのか、なぜ自分の解答がここまで低い得点なのか、納得がいかないまま学習を進めざるを得ませんでした。講師に質問をしようにも、所定の用紙に書いて送る方式で、タイムラグが生じ、十分に聞き込むことができません。

 特に苦労したのが事例Wでした。答練のほか、設問のベースになっている「意思決定会計講義ノート」(イケカコ)を活用して自習しましたが、所詮自己流の計算方法を編み出すしかなく、特に「設備投資の経済性計算」で、計算を間違える癖が直りませんでした。結果は2回目にこの事例Wが致命傷となり、2回連続で2次試験に失敗。受験は振り出しに戻りました。

 11年に2次試験対策を再開するにあたり、平日夜に時間が作れる部署に異動したこともあり、是非通学講座を利用しようと考えました。少人数で質問にも十分に対応してもらえそうな2次試験重視の受験機関を中心に候補を絞ったうえで@「企業診断」の2次練習問題で解答や解説が自分の感覚に合っていたA講座内容を直接聞きに行ったら、「MCサークル」のフレームワークがわかりやすかったB合格率が4〜5割(教育訓練給付金が受けられるコース)と高く実績があった――などを理由にMMCの平日コースに申し込みました。

  

 実際に学習してみると、各事例の解答を構成する上で軸になる「MCサークル」だけでなく、「因果関係」「切り口」「括りのキーワード」の「答案の金型」を教えていただいたことにより、コツがよくわからず悩んでいた答案作成能力が格段に向上しました。事例Wの次に苦手だった事例Tでは設問のメモにMCサークルの軸をその都度書き出して、答案作成に役立てました。各事例の「括りのキーワード」は、答練、過去問の模範解答から抜き出してレジュメにまとめ、試験当日まで持ち歩きました。各答練自体も本試験が十分研究された内容で、中居先生から各事例の作問者のクセまで教えていただき、本試験への対応力を身につけられました。

   

 事例W対策では、各講義の最後に配れられる計算問題が「イケカコ」に準拠した内容だったため、講義直後はもちろん、自分で製本して問題集に仕立て、何度も繰り返し解きました。解説に丁寧に書いてあった、各設問の計算方法(特に設備投資の経済性計算)は大変参考になりました。徳川先生から計算のメモの仕方を丁寧するよう個別に指導を受けたことを実践した結果、計算ミスも減りました。その結果、事例Wの解法ノウハウが自分なりに確立でき、成績は2次試験対策に専念できるようになった8月ごろから上昇しはじめました。夏の直前講座、財務特訓講座では、ほぼ毎回成績上位にランク入りでき、「苦手科目」という恐怖心を一掃して本試験に臨めました。

 

【合格を果たして】

 試験当日は事例T〜VではMMCで学んだ「MCサークル」「因果関係」「切り口」「括りのキーワード」を思う存分活用し、解答を作成できました。特に平日夜間コースで中心となって指導にあたっていただいた中居、徳川両先生には、講義前後にいろいろな質問や相談に丁寧に対応していただきました。そうして、着々と実力を蓄えられたことが合格につながったと思います。

 実務補習を経て4月に診断士登録の予定ですが、診断士の実務や今後の中小企業の取材でも「MCサークル」のフレームワークを活用し、中小企業へのアドバイスや記事の執筆に役立てていければと思います。


長谷川 渉さん (2次マスターコース(土日通学))

   

【動機・受験経験】

私がこの資格を目指した時期は、30代前半、平成5年のことです。「会社経営ってなんだ」という素朴な疑問から経営を体系的に学習したいと思い、資格を目指すことにしました。

当時はまだ、商業・工業・情報部門に分かれている時代で、私は商業部門を受験することにしました。同志の仲間数人とグループ学習を進め、その年に一次試験を突破することができました。

当時は科目合格がなく、全科目合格しないと一次突破にならなかったので、相当のプレッシャーがあったのを覚えています。ただ、当時の一次試験は、一旦合格すればあと何回でも二次に挑戦することができる仕組みでした。

一次突破後、すぐに転勤になり、またほどなく海外勤務が続き、二次は受けずじまい。そうこうするうちに、制度が変わり、また一次からの再チャレンジは困難とあきらめていました。

しかし、ふとしたことから旧制度一次合格者は、一回に限り二次試験の受験権利があることを知り、再び挑戦する意欲が湧いてきました。平成22年の暮れのことです。相当のブランクがありました。

従って、私の受験経験は、

平成5年 一次試験 合格

平成23年 二次試験 合格、となります。

 

【MMCとの出会い】

二次受験経験がなく、なんとなく「10か月もあればなんとかなる」程度の軽い気持ちで、取りあえず大手受験校の二次講座に通い始めました。答案練習・過去問などをやり始めましたが、いつまでたっても得点が伸びず、この時になって初めて二次試験の難しさが理解でき始めました。

確固たる方法論を確立しえないままいたずらに時間が過ぎることに焦りを感じながら、さまざまな外部の勉強会に顔を出し、二次試験への取り組み方の手掛かりを探りました。

ある勉強会で、先輩合格者が同じように自分なりの取り組み方を探ることに悩んだ話を聞きました。その人が受験校それぞれに特徴があり、自分に合ったところで学習を進めるのが最適と話され、MMCのMCサークルによるアプローチを紹介してくれました。それが私とMMCとの出会いです。各科目を体系的に理解するMCサークルという枠組みは、まさに私が求めていたもの、早速MMCの講座に申し込みました。その時はもう5月。随分時間を無駄にしてしまいました。

 

【取り組み方】

最初にMMC講座に参加した時のショックは今でも鮮明に覚えています。

6月初旬、Step 4が始まり、そこからの参加でした。MMC受講生は、ほとんどが二次受験経験者。皆その厳しさを十分に理解しています。また、既に6か月も厳しいMMCの答練で鍛え上げられています。最初の講座、マーケティングの答練結果は惨憺たるもの。同僚受講生との差は歴然。とてつもない差でした。

徳川先生から「書く力はあるようですが、分かりやすく書くということに努めてください。難しいことは言わなくても良い。」と何度も言われ、要は、マスは埋めてあるが何を書いているのか良く分かりません、と厳しい指摘をいただく状態でした。

MMCでは、@切り口、A因果、B締めの言葉、を口酸っぱく言われ、それらを網羅した「答案金型」へ自己の回答を落とし込む訓練を何度も繰り返します。80分という短い時間の中で、与件企業の問題を捉え、正確に題意を把握し、MCサークルのどこに問題点があるかを整理する。それを、多面的に分析するため@切り口を設け、与件企業の具体的事象とのつながりを示しながら ~だから~ と言うA因果で分析し、だからこういう対策を採用し効果を得るというB締めの言葉を以って制限字数内で書くことは、大変難しい作業です。しかし、これができるようにならなければ、二次は突破できません。

同僚受講生との差は大変大きなものがありましたが、一方でこれを身につければなんとかなるのだ、という道筋が見えたのも確かでした。

 

【自分なりの戦略】

その時から、答練・再現答案・過去問を繰り返しながら、さながら武道の「型」の練習に明け暮れるような日々が続きました。

ただやみくもにやっていても事例は千差万別ですし、問題も種々雑多。通り一遍の対応では太刀打ちできません。取り組み方の基本方針と個別対策案を立て臨みました。

まず、基本方針としては、@不得意科目で不合格点避け、A得意科目で得点する、と言うものです。私の場合は、マーケティングが不得意。生産は、まあまあ。財務と組織で点を伸ばすという考え方です。マーケティングが好成績でなくともへこまない心構え、財務と組織で失敗なく高得点を狙える力の養成が重要でした。

個別対策としては;

@二次に使う一次知識の習得
過去から相当のブランクがあったため、MMCのテキストを科目ごとに小さなメモ帳にまとめ通勤の行き帰りなど隙間時間を利用し記憶の定着が図れるようにしました。

 

A気付きノートの作成
答練・過去問の添削など、講義・学習中に気付いたことはその場でノートに残すようにしました。同じミスを繰り返している時間は無かったからです。
このノートは大変学習に役立ちました。なぜ間違えたのか、なぜ切り口をうまく適用できなかったのかなど、ノートに書くためには原因の把握・分析・対応策の検討が必要です。そこから自分に何が不足しているのかが見えてきます。それを事例をこなす毎に、「x月x日 事例Xで学んだこと」というノートにまとめました。これは直前期に復習をする時に大変重宝しました。

B勉強時間の確保
自分が朝方であること、夜は業務の都合で予定が立ちにくいことから、学習時間の確保は朝を中心にしました。もちろん週末は、MMCへの通学と勉強に充てました。
毎朝5時半に出社し、8時までが勉強時間。平日は、その2時間半が貴重な勉強時間でした。後は、細切れ時間を紡いで時間確保に努めました。朝の5時半に会社にいるというのはなかなか大変でしたが、ここは習慣化するしかありません。

  

C80分のマネジメント
これは、継続的に工夫することが重要です。私の場合は、大体次のような流れにしました。
やや冗長になりますが、具体的イメージを掴んでいただくためにも詳細に書きます。

繰り返しますが、これはあくまで私の例なので自分なりのものに継続的に工夫することが大事です。


- 設問を読む(0−10分) 答える「フレーム」を決め、設問部分の余白にメモする


- 与件を読む(10-22分 12分間)  

SWOT分析をしながら、丹念に読む

S=青 W=赤 経営の重要概念=緑 その他情報=黄 のマーカーを引く

使うキーワードを抜き出し、SWOT表に書きいれる 確実に使うものとそうでないものを分ける

生産V事例は、工程を図式にする

与件は最後まで通して読む(設問との対応付けのダブリ防止)

-ドメイン・設問間の関係を決める(22-25分 3分間)  

与件・設問から言える当社のドメインを決める

設問ごとに何を答えるかザックリと決める

- 解答骨子を考える(25-40分 15分間 1問3分目安)  

フレームを使いキーワード+文章に近い解答骨子を書く

「切り口」、「与件〜によるXX、〜によるZZ」 「分析だからどうだ」 「くくりの言葉」」

を意識し、解答骨子の精度を上げる

使っていない与件がないかチェック

完成しなくても、40分になったら書き始める

- 記述する(40−75分 35分)  

「切り口」、「結論先だし」、「因果」、「オウム返し」などに気を付ける

丁寧に、濃く、ゆっくり書く
最後5分で誤字脱字見直し

D財務の対応
合格の鍵を握るのは私にとって財務でした。ここで高得点を取ることが最低条件です。
答練・過去問はじめ、ケアレスミスが無いように注意し、失敗した問題は「気付きノート」にまとめ再発を防ぎました。幸い業務が財務・経理関係であったので、未経験の人よりは有利であるのが幸いしました。
とはいえ、直前期の財務集中講座受講などにより積極的に補強し、9月以降は毎日欠かさず1問は解きました。

 

【本試験】

こうして準備を進め、二次試験本番を迎えました。

朝、久保先生から「いつも通りやれば大丈夫」と励まされ、心が落ち着いたのを覚えています。

事例Tの対応はまあまあでしたが、事例Uでは大事故を起こしてしまいました。設問文の意味を取り違え、的外れな解答を書いてしまったのです。相当に焦りましたが、後悔をしても始まりません。昼食を取り、心を落ち着けて残りの事例に取り組みました。ところが事例Vもなかなか曲者で思うように行かず、解答欄を埋めるのがやっと。高得点を取らねばばらない財務は、例年ほど受験生間に差がつかないような取り組みやすい形式に変わり、私にとっては厳しい戦いとなりました。

試験が終わった時は、マーケティングの失敗が頭の中を駆け巡り、ダメだったという記憶しかありませんでした。

12月9日の発表時は、半ば自分の不合格を確認するための儀式でした。しかし、そこに自分の番号があるではないですか。何度も何度も確認し、見間違えでないことを確信するのに随分かかりました。

 

【MMCで学んだこと】
中居先生、徳川先生はじめ多くの先生方からほとんどいつも同じことをアドバイスいただいたと思っています。第一に「分かりやすく」書くこと、つまりきちんと切り口で整理され、論理的で一回読んで分かると言うことです。第二に「具体的に書くこと」、つまり与件文に根拠を求めているかということ。そして第三に「つまり何なのか」、最後に締め・くくりの言葉で設問に対応した解答になっているか、と言うことです。

言ってしまえば簡単ですが、なかなかそんなにうまくは行きません。自分はこの試験に向いていないのではないかと思ったことは数え切れないほどあります。

6月に最初に来た時の私は、とても合格を目標にできるレベルではありませんでした。そんな私を辛抱強く、厳しく、丁寧に、MMC講師の先生方のご指導により力を引き上げていただきました。先生方には本当に感謝しています。また、MMCに出会えて本当に良かったと思っています。
この場を借りて改めて御礼申し上げます。

来年再挑戦をされる皆さま。是非ご自分とMMCを信じて、栄冠を勝ち取ってください。皆さまの合格を心より祈念いたします。私の経験が少しでもお役に立てば大変うれしく思います。

  

川橋 隆則 さん (2次マスターコース)  「とにかく分かりやすく!」 

いまだに合格したという実感はありません。自分のやってきたことがすべて的確かつ効率的だったとも思えないです。しかし、私の体験を通じて、少しでも皆様の参考になればと考え、僭越ながら合格体験記を述べさせて頂きます。

【受験経歴】

2009年度 一次試験 科目合格(経済、法務)

2010年度 一次試験 科目合格(企業経営理論、運営管理、情報システム、中小経営政策)

2011年度 一次試験 合格 二次試験 合格

【受験のきっかけ】

私が中小企業診断士を志したのは、3年ほど前でした。

転職をきっかけに、業務と関連した専門知識を充実することで、業務範囲を広げていけるかなぁ。ちょっと勉強してみよう!といった、自己啓発程度の意気込みで初めました。

学習前の知識については、仕事柄経営情報システムが得意なぐらいで、他の科目は???のオンパレードでした。

【MMCとの出会い】

当初は別受験機関の通信講座を利用していました。テキストを読み、問題集や添削課題を通じた学習がメインです。そもそも勉強のノウハウが備わっていないため、なかなか達成度合いもわからず、挫折しそうになった矢先に東京へ転勤。そこでであった知り合いからMMCの噂を聞きました。そして体験講座に参加し、迷わず申し込みました。

そのとき、徳川先生が「分かりやすさが最大のコツ」というアドバイスをおっしゃられていたことを覚えています。この言葉は、最後に提出した模試の再答練のコメントにも書かれており、先生は一貫して同じアドバイスをされている、ということに後で気づくことになりました。

【MMCの授業内容】

私は、受験生2年目に、一次試験の2科目とマスターコースSを受講しました。

受験生3年目には、マスターコースZと直前答練を受講しました。

まず一次試験対策ですが、私は2年目に重要科目と位置づけた企業経営理論と財務会計を通学で学習しました。2次試験のテキストとリンクする部分が多かったので、1次と2次の橋がけの役割を果たすことが出来ました。重要科目について押さえることができたのは、後になって役に立ったことが実感できました。

また、MMCでは一次試験直前対策講座があり、同じ科目で1日3回転模試を行うことが出来、直前詰め込みタイプと位置づけた中小経営政策の補強にとても役に立ちました。

そして二次試験対策ですが、マスターコースSでは、基礎知識の確認と、各事例の特徴から、環境分析〜オペレーション〜新規事業開拓までの一連の流れとキーワードを習得できました。毎回添削する先生は違いましたが、一貫して「題意・因果・切り口・キーワード」このことを中心に指導していただき、そこを中心に改善することが出来ました。

特に印象的だったのが、答練中「いいぞ!」と思いついたキーワードを(たしか認知不協和)用いて解答したところ、40%の得点で「意味が全く伝わりません。」という添削だった事です。この時は、自分が言いたいことを言うためにキーワードを使っていました。この失敗は、後で採点者志向の答案作りを徹底することに役立ちました。

また、直前答練では、1日に同一分野の事例を3事例解くことで、具体的にどこが弱いのかを見つめることが出来ました。私の場合は事例1の最終問題で、どのレイヤーの話なのか(戦略レベルなのか、オペレーションレベルなのか)把握するのが苦手で、なかなか得点が伸びなかったのですが、ここを集中して解き、受験当日には対応が出来るようになりました。

【財務会計の苦手克服】

財務会計の苦手意識が顕在化したのは、2年目の一次試験が終った時です。それまで模試の結果もそれなりで、また、MMCの一次直前答練でもそこそこの成績と手応えでした。しかし、当日は、今まで出来たことが出来なくなり、どの問題も解けない状態となりました。その結果、足切りとなりました。振り返ってみると、表面的な知識の理解に留まっていて、しっかりした体系や理論が腹に落とし込めていないことが原因だと気づきました。

   

それからはほぼ毎日、二次試験財務を初め、一次試験の財務は過去問解きを繰り返し行い、計算スピードの向上、理論の定着、問題難易度の見極めを体に染み込ませました。また、MMCの財務特訓講座に参加して、頻出問題の考え方、解き方、勉強方法について学習しました。中居先生、徳川先生の分かりやすい解説のおかげで、一次試験では前回の2倍(36→72点)得点することが出来、また最後の模試では事例4のトップ3%以内にランクインでき、自信を持って二次試験に臨む事が出来ました。

 

田端  恭江 さん (2次マスターコース)

【受験年度】

2008年 1次科目合格

2009年 1次合格

2009年 2次不合格(その後、MMC通学開始)

2010年 2次不合格(プライベートで結婚)

2011年 1次合格 (その後、MMC通信開始)

2011年 2次合格

 

【中小企業診断士を受験した動機】

私は地方公務員の事務職をしています。いろいろな面で比較的順調だった20代を経て、30代になってからの数年間は、昇進試験への挑戦と挫折が続きました。

 

「この組織では、自分は昇進することができないのだろうか。自分の価値とは、いったい何だろうか」

 

自信喪失のさなか、出会った資格が中小企業診断士でした。

私の実家は中小企業を経営しており、私自身、幼少時から父母の苦労を間近にしてきました。ゆくゆくは昇進試験に合格し、中小企業支援を行う部署に異動したいと考えていた私の中に、「中小企業の経営課題に対応するための診断・助言を行う専門家になる」という夢はスルリと滑り込み、それ以降の私の生活を大きく変えることになりました。

 

とはいえ、マーケティングも財務も何も知らない地方公務員の私にとって、合格までの道のりは、プライベートでの結婚をはさみ、実に4年間という長いものでした。

 

【1次試験対策の学習方法】

インプット:テキストへの赤ペンチェック及び暗記。

         必要に応じて専門書を調べながら勉強を進める。

アウトプット:平成13年度分以降の問題集を2〜3回繰り返して解く。

ポイント

@2次試験の勉強は、すでに1次試験の勉強開始から始まっています。

企業経営理論、運営管理、財務・会計の3科目のインプットを確実に行い、2次試験事例文の読解力向上に向けたベース知識を固めてください。 たとえば、「透明性のある昇給制度の導入」という事例文に対して、「衛生要因は充

実、従業員の不満足は少ない」という1次知識がすぐ出てこなければ、80分の短時間で解答していくことは難しいと思います。 私はこの点の甘さを、最初の2次試験で実感しました。暗記力の高さに頼って1次試験を通過したため、2次試験での応用が利かなかったのです。

 

A財務・会計は、2次試験に対応可能な計算能力を身につけることが必要です。

1次試験の財務・会計は択一問題ですが、2次試験の財務事例は的確な数値の算出が必要です。また、財務事例は、疲労がピークに達する4事例目で、かつ、問題文も難解です。それに対応するためには、どんなに意識が朦朧としていても、財務諸表を見て迷わず経営指標を見定め、疲労に震える手が自動的に計算機をたたき始めるくらいの計算能力が必要です。 私はこの点の辛さを、2回目の2次試験で実感しました。1次試験の点数の高さや、 模試の結果に慢心し、財務事例の計算問題を毎日解くことを怠っていたからです。

 

【2次試験対策の学習方法】

インプット:MMC解答解説集(過去問)、基礎知識確認テストの暗記。      

      必要に応じて専門書を調べながら勉強を進める。

      財務事例は、MMC GW特別講座「財務事例 徹底特訓講座」を解く。

   

アウトプット:まずは、MMCの講座テキストで事例文そのものに慣れる。

       次に、MMC解答解説集をもとに、過去問を時間をかけて解く。

       最後に、過去問を80分で時間配分して解けるようにする。

 

【2次合格のために特に留意した点】

学習時間

 @朝時間の利用:朝5時からMMC GW特別講座「財務事例 徹底特訓講座」を解く。

 A通勤時間の利用:通勤時にMMC解答解説集や基礎知識確認テストを暗記する。

 B昼休みの利用:昼休みにMMC解答解説集や基礎知識確認テストを暗記する。

 C終業時間後の利用:図書館や喫茶店で事例文を解く。

 Dその他:毎日、必ず4つの事例を学ぶようにして、記憶の風化を防ぐ。

(朝に事例Wをやったら、通勤では事例Uをやる、など)

 

事例を解く上での技術的なこと (ほとんどのことはMMCのテキストに書いてあるとは思いますが) 

@とにかく手書きで。

  過去問を解く時などに、パソコンを利用してはいけません。手書きで練習しているうちに、

  「どうすれば速く読み、思考をまとめ、書くことができるか」などの自分なりの効率化も進みます。

 

A時間配分を的確に。最後の見直し時間が大切です。

 私は、とくに事例Vについては、試験場の最後の見直し5分で解答をブラッシュアップすることができました。

 逆にいえば、見直し時間を確保できるような読解力、思考力、記述力が必要です。

  

B練習でできないことは、試験場でもできません。

  模試などを受け、試験場で起きうることは予測し、事前に練習・準備してください。

 「知識が足りなかった」「時間が足りなかった」は、単なる事前準備の不足です。

 

【合格の喜び】

 MMCの先生方には、本当にお世話になりました。先生方は、私の目指す道標であり、厳しい指導者であり、モチベーションの源でした。 MMCは、コンテンツの素晴らしさもさることながら、先生方と受講生の距離の近さが魅力と思います。私は女性なので、先生方も受講生も男性ばかりのMMCへの通学は躊躇もあったのですが、実際に通ってみると、先生方はフレンドリーかつ親身に接してくださるし、受講生の方々も合格に向けた意識の高い方が多い。切磋琢磨とはまさにこのことで、本当に良い勉強場所だと思いました。

 

 これから、自分なりの中小企業支援をするため、得た知識を最大限活用し、また、新しい知識を獲得していきたいと思っています。

 中居先生、徳川先生、そして、何よりプライベートを支えてくれた夫に。

 どうもありがとうございました。

  

mishikona さん

mishikonaと申します。平成23年度の中小企業診断士試験に合格致しました。

その合格体験記を報告いたします。

 

0.ハンドルネーム

mishikona

 

1.学習目的

学習当初の目的は、「ビジネスで通用する技(わざ)を習得するため」でしたが、

学習5年目以降は、「ビジネスで世のため、人のために今まで以上にお役に立ちたい」に変わりました。

 

2.結果、学習ツール等

1年目:1次試験不合格(1科目合格、大手通信教育会社で全科目の教材学習)

2年目:同上(1科目合格、同上)

3年目:1次試験合格(大手予備校で5科目受講)、2次試験不合格(結果BBCC、同予備校で直前対策を受講)

4年目:1次試験免除、2次試験不合格(結果AACC、診断士育成・指導の専門学校MMCで通年コースを受講)

5年目:1次試験不合格(2科目合格、同予備校で2科目受講)

6年目:1次試験合格(同予備校で1科目受講)、2次試験合格(MMCで直前対策を受講)

 

3.学習内容

(1)1〜3年目:経営の基本知識を学ぶ。

(2)4〜6年目:企業診断の実践的なスキルを学ぶ。

 

4.私が行った合格するための学習方法

(1)1次試験について

・各科目の出題範囲はかなり広いため、効率的な学習をおこなうこと。

・具体的には、出題頻度が高い分野を中心にインプット学習をおこない、

 演習問題などで高いアウトプットを出すことを重点に置いている大手予備校の教材を中心に学習すること。

・経済全般と財務・会計(仕訳、原価計算)については、得点が伸び悩んでいたため、

 この2科目だけは基本知識・問題※を中心に取り組みました。

 

※経済:らくらくマクロ/ミクロ経済学入門(週間住宅新聞社)

※財務・会計:サクットとうかる日商2級商業/工業簿記(ネットスクール社)

 

(2)2次試験について

・MMCでご指導いただいたMMC独自のツールを中心とした武器を磨く。

 

@各事例毎に専門用語集を作る。

(例)事例T

・「事業展開」:@対象顧客/市場(誰に対して)A取扱製品・サービス(何を)B販売/提供方法(どのように)

・「事業構造」:儲けの仕組み、売上構成比、等。

 

A各事例毎にキーワード・マトリックス集を作る。

(例)事例U、機能別戦略>プロモーション>宣伝・広告>ホームページ

・問題のキーワード:現在は更新が途絶えがちである。

・改善のキーワード:○○※等の告知を徹底し、定期的な情報更新を行う。

 

※○○:各事例文に記載されている用語を記入する。

 

B頻出論点に対する「解答の金型」を作る。

(例)事例V、戦略的方向性の決定

・解答の骨子:【外部環境の変化】+【市場機会(の発見)】+【経営資源(強み)】+【強化する点】+【展開のキーワード】

・解答の金型:

「○○が進む中、○○等の顧客要請が増加しているため、○○による製品拡大/売上拡大/継続的な取引の機会と捉え、C社は、○○等の技術/開発/人材/製品のブランド力を活かして競争優位性の構築/自立した経営/成長・維持の向上を目指す。」

 

C事例の解答手順(事例文へのメモ書きのルール化も含む)を作る。(独自ツール)

(例)

・0〜5分:与件の斜め読み

・6〜25分:設問読解(解答骨子のメモ書きも含む)

・26分〜50分:与件(本文)の読解

・51分〜75分:解答編集作業

・76分〜80分:解答の誤字脱字、句読点、文字の見づらさ等のチェック

 

D試験当日の基本戦略を立てる。

(例)

・解答作業:丁寧な字で主語と述語を明確に。

・緊急対応:何を書いていいか分からない設問に対しては、自信を持っていつもの切り口とキーワードで対応すること。等

 

E事例W(財務・会計)では最低1日・1問※を取り組む。

 

※MMCの事例問題(過去の事例演習、模試を含む)を繰り返し演習。

※苦手分野の「意思決定会計」は、日商簿記1級 とおるゼミ/テキスト工簿・原計(3)【直接原価計算、意思決定会計編】(ネットスクール社)で対策。

 

【留意点】

・武器の使い方は慎重に。

武器(特にAキーワード・マトリクス)が増え続けた場合、(事例問題の対応中に)どの局面でどの武器を利用していいか迷いが生じ、タイムマネジメントに失敗することが多々ありました。そのため、武器を使う優先順位は、B解答の金型(戦略)、Aキーワード・マトリクス(戦術)を決めることで失敗を乗り越えることができました。

 

(3)私が2次試験の試験本番で目指したものは

MMCの中居先生、徳川先生からいつも、2次試験での事例企業に関する業種・業態は毎年異なるものの、各事例で問われている論点は基本的に毎年同じであると教えていただいておりましたが、学習を始めて6年目にしてようやくそれを信じることができ、2次試験では「解答の標準化」を目指しました。

 

【理由】

@各事例に与えられた解答時間は80分しか与えられていない。

⇒出題者は、各事例の環境分析、戦略の方向性、機能別戦略上の課題等の対策を中心とした大局を捉えた答案(与件文から推測できる範囲内でのごく普通の内容)を期待しており、個性的であったり、キラリと光る優れた答案を期待されていないと考えました。

 

A(解答時間は80分と短いながらも)解答字数は合計で500字を超える。

⇒一つの設問に対して解答欄が200字もある場合があります。出題者は、一つの切り口で与件文から逸脱した提案や、 ビジネス専門書に書かれている難しい提案などではなく、(例えば、解答欄が200字の場合、4つ相当の切り口で) 多面的な提案(解答)を期待していると考えました。

 

B(私の場合)各事例に場当たり的な対応で脳をフル回転された場合、私の脳体力は試練の320分間を戦い続けることができなかった。

⇒私は4年目の2次試験では午後の事例Vからは脳体力が急激に低下し、考えることに疲れたり、計算ミス等のポカミスが発生しました。

 

5.最後にお伝えしたいこと

@合格への最短コースはMMCを信じることです。

⇒6年目に受験した2次試験での学習時間は、わずか2ヶ月程度でした。

大胆にも解答の金型(試験前に解答の骨子がてきている)等の「解答の標準化」を磨きをかけたことが私が合格した最大の要因と考えております。

 

A私が2次試験の学習機関としてMMCを選考した理由は、

MMCでは、診断士合格の技術だけではなく、実際のビジネスで通用する技(わざ)も教えてくださるためです。

⇒MMCの2次試験の講義では、実際にMMCで行っているMCサークルを用いた企業の診断手順を教えてくださり、また、実際にMMCが行った企業診断での提案等を活用した事例演習を通じて(受講者による討議はおこなっておりませんが)企業のケーススタディーを学習もできました。

 

B(個人的な話ですが)合格までに6年もの時間が経過しましたが、学習期間中の辛く、悲しい話ばかりではなく、MMCで2次試験の診断士合格の学習を通じて実際のビジネスで通用する技(わざ)が着実に備わり始めている、といった嬉しい一面もありました。

 

(例)成果

学習4年目:(当社には社長施策であるタスクフォース活動がありますが)第1回の公式Webサイトリニューアルのメンバーに選考。

学習5年目:(当社には社長への企画提案制度がありますが)前社長への大型ソリューション案件に関する営業力強化の企画提案が経営幹部会で採用。

 

C(個人的な話ですが)私は学習5年目は、何のために勉強しているのだろう、自分は本当に何がしたいのだろう、等の目的の再確認をおこなったり、5年間の診断士学習による成果を知りたくて「ビジネス会計2級」、「ビジネス法務2級」、「簿記2級」等を取得したりなど、暫くの間、診断士の学習を中断しました。

 

以上、合格体験記を寄稿させていただきましたが、

私と同じような境遇で悩んでいらっしゃる方々に何かお役に立てれば幸いでございます。失礼致します。


長谷川 祐さん  「多年度受験  〜財務を制する者は診断士試験を制す〜」

    

【多年度受験の始まり】

中小企業診断士試験の学習を始めたきっかけは経営知識を習得するための自己啓発でした。 大手予備校を受講し、予習復習も十分に行い、1年目の1次試験は総得点509点で合格しました。 比較的に円滑に1次試験を通過したため、今では考えられませんが、最初はストレート合格を目指していました。 

 

しかし、現実は厳しく、1年目の二次試験は不合格でした。 今思えば、私の答案は文章の体をなさず、空欄も目立ち、不合格は当然の結果であったと言えます。 結局、合格まで5年間の年月を過ごすこととなります。

 

何が敗因で、何が勝因となったのか、振り返ってみたいと思います。

 

ちなみに、5年間の受験歴は以下の通りです。

 1年目 平成19年  一次○  二次× CBBA B 大手予備校

 2年目 平成20年  一次×  二次× AABC B 大手予備校

 3年目 平成21年  一次○  二次× ACBC B 大手予備校、MMC

 4年目 平成22年  一次○  二次× ACBB B MMC

 5年目 平成23年  一次○  二次○ 合格 ??  MMC

 

【鬼門の事例W 財務・会計】

「財務・会計を制する者は中小企業診断士試験を制する」、とよく言われます。

 

「模試での上位者が本試験では必ずしも合格しない」、という話もよく耳にします。 

 

まさに私はこれらの“診断士受験の格言”にドンピシャリ当てはまる、模試では上位だが本番では財務に失敗して落ち続ける多年度受験生でした。

 

事例T、U、Vで外れなく手堅く、そこそこの点数を確保し、事例Wで高得点を取り総得点を押し上げるのが模試上位者に多いパターンです。 確かに事例Wは、経営分析にしろ、計算問題にしろ、勉強すればするほど得点力に結び付く科目です。 こういった模試上位者が本試験で崩れるのは、本番のプレッシャーのため、計算問題等で不注意なミスを連発し低得点に終わり、本来持っている財務事例でのアドバンテージを失うためです。

 

中小企業診断士試験における財務会計は計算問題の占める割合が多く、受験者の得点のバラツキが大きい傾向があります。 一次試験の財務会計はマークシート式ですが、問題が易しく平均点が高い年度でも得点のバラツキは大きいようです。 二次試験の事例Wにおいては、このバラツキはさらに大きく、計算問題は満点かゼロ点か、高低の幅が大きく、総得点への影響度が極めて高いと言えます。

 

毎年、私は事例Wの計算問題、特に多くの受験生が正解できる基本的な問題を落とし不合格に直結していました。 経営分析で経営指標の数値を間違える、という信じられないミスをしたこともあります。

 

受験回数を重ねるほど、“合格しなくてはいけない”プレッシャーが膨らみ、緊張度は高まり、平常心の維持は困難となります。 私の場合、2、3、4年目の平成20、21、22年度は財務事例が難化し初見タイプの問題が多く、対応は難しかったです。

 

しかし、問題が難しいのは全ての受験生に共通です。 私の敗因は、全ての問題で正解しようとして初見問題で慌ててバランスを崩し、皆が正解する平易なサービス問題においてケアレスミスを連発したことでした。

 

事例Wにおける私の成績履歴は19年度A、20年度C、21年度C、22年度Bです。 怖いもの知らずで臨んだ1年目以外は、毎年のようにケアレスミスを起こし、結果不合格の涙を飲んできました。 

 

【ケアレスミスの真因を探り改善する】

受験生活のターニングポイントは受験機関の本科コースに沿って勉強することから自分自身の状況に合った学習計画を立案して勉強することに切り替えたことです。 “受験機関への依存”から“受験機関を利用する”主体的学習に脱却しました。 まずは、やみくもに過去問や演習に取り組むのではなく、自分の弱点を見極めることから始めました。

 

本試験の3年目と4年目の結果に対しては、徹底的な敗因分析を行いました。 なぜ財務事例でケアレスミスをするのか、の原因を探っていき、真の原因を捉えて対策を打つ、というやり方です。 とは言っても、自分自身を客観的に見つめるのは難しいことです。 その点、MMCでは的確な個別アドバイスを受けることができ、極めて効果的でした。

 

敗因分析から対策を講じる際には、実際に手を動かすレベルまで具体化させることを心掛けました。  例えば、こんな感じです。

 

失敗: 数値の転記をミスした

     ↓

原因: 計算過程のメモがグチャグチャで分かり難い

     ↓

課題: 計算過程を分かりやすく整理する

     ↓

対策: 1)問題の余白でなく、別紙の広いスペースに、図表を描く

    2)大きく読みやすい字で書く

 

失敗: 設問の条件を読み飛ばした

     ↓

原因: 緊張やプレッシャーの中で平常心を失い、慌てた

     ↓

課題: 平常心を失った状態でも、慌てずに正確に処理できるスキルを体得する

     ↓

対策: 1)設問条件に一つずつアンダーラインを引きながら読み取る

    2)設問の読み取りを反復練習する

 

【心・技・体を高める】

自分自身のメンタル面の弱さに打ち勝つことが診断士試験での最大の課題となりました。 そこで本試験の事例Wに取り組む時の心理状態に近づいた状態でトレーニングすることを設定しました。 具体的には、朝から事例T、U、Vを解いた後の15時50分の疲れ切った状態で事例Wに臨むことです。 基本的な問題を慎重に解き、難しい問題は後回しにする、といった練習を何度も行いました。 合格した5年目はMMCの全4回の模試に加えて、他予備校の模試も多く受験し、不慣れな状況に数多く身を置きました。 ともかく、一日に四つの事例に続けて取り組むことに心と脳と体が慣れることを目指したのです。 

 

10月23日の本試験では、やはり、プレッシャーと緊張はものすごく大きかったです。 鬼門の事例Wでは、“慌てない、あせらない”を常に意識して、慎重に問題に取り組み、徹底的な反復練習で体得したスキルとメンタルコントロールを駆使しました。 あせりが生じたときは、“慌てるとミスをするぞ!”と心にブレーキをかけてスピードを落とした安全運転を心掛けたのです。

 

結果として、MMC採点では事例Wは80〜90点の高得点でした。 4事例合計の総得点を大きく押し上げたことは間違いないと思います。

 

【私の財務の学習ツール】

MMCの模試、答練、応用問題、財務・会計問題集、は過去問10年を網羅しているだけでなく、今後の出題可能性が高い領域もカバーしており、学習のコアとしてフル活用しました。 それ以外では、「意思決定会計講義ノート」「ベーシック財務管理」を反復して学習しました。

 

【受験生活で得たこと】

ようやく5年目にして合格を勝ち取ることができました。 実際の企業診断活動においては、緊張しようがプレッシャーがあろうが、基本的な財務分析や計算を正確に行うことは診断士に当然のごとく求められる要件のはずです。 知識やスキルの習得もさることながら、自分の心理面の弱さに打ち勝てたことが5年間の学習における最大の成果であった、と今は思えます。

 

5年目の結果発表の日、どんよりとした雨空でしたが、合格者掲示をみるために、診断協会に足を運びました。 極度の緊張の中で自分の受験番号を見つけた時の感覚は言葉にできません。 診断協会のビルの下から見上げた雲に覆われた灰色の空が、自分にとっては煌めく銀色の空に見えたことが生涯忘れられないと思います。

 

的確に、かつ、親身にご指導いただいたMMCの先生方には深く感謝いたします。 また、長く自分を応援してくれた家族には心から謝意を述べたいです。

 

長く苦しく、しかし、充実した5年間の学習成果を今後に活かしていきたいと思います。

     

●八木 保 さん

  

●資格取得の動機

商社の化粧品・健康食品関連事業部で仕事をしており、マーケティング力や事業戦略策定能力が必要だと感じたからです。また、将来コンサルタントとして独立もしくは転職をしたく、そのための基礎知識と国家資格の肩書が欲しかったからです。

 

●受験歴

平成22年度1次試験 不合格 (MMCマスターコースS通学)

平成23年度1次試験 合格 (他社通学)

平成23年度2次試験 合格 (MMC2次直前対策通学)

 

●受験1年目

学習開始が2010年(平成22年)1月でしたので、1次試験まで約半年しかありませんでした。更に、私は理系大学出身で1次試験の科目に馴染みがなく、ほとんど知識ゼロからのスタートでした。MMCの先生方に勉強方法を相談し、週末の講座日のみ2次の勉強、他の日は全て1次の勉強としました。無謀にもストレート合格を狙い、半年間でできる限りのことをしましたが、結果は1次不合格。科目合格は1つのみ、他6科目のうち5科目は全て、60点まであと1問足りないという悔しい結果でした。敗因は、焦りから言葉の詰め込み暗記中心の学習になってしまい、基礎力をつけないままMMCの2次講座に臨み、講義は理解できず、さらに焦る…という悪循環に陥ったことです。基礎力をつけないと2次はおろか1次も合格が難しいことを痛感しました。

 

●受験2年目

 2010年11月、私はMMCではなく他校への通学を選択します。理由は、1次の基礎からじっくり勉強をやり直したかったからです。2011年度(平成23年度)の1次試験に無事合格した後、MMCの直前対策講座に申し込みました。学校選びという点で浮気した形になりましたが、MMCの良さを再認識することもできました。以下、客観的に診断士試験を振り返って、私が合格に必要だと感じたことを4つお伝えしたいと思います。

 

@1次 / 企業経営論・生産管理・財務会計のマスターが2次試験突破の鍵。

 この3科目は2次に直結するため、特に力を入れる必要があります。私が意識したことが2つあります。@丸暗記ではなく理解すること、Aアウトプットすること、です。具体的には、@無数にある重要語句をバラバラではなく関連付けて覚える、A似た語句の違いをまとめる、B自分で重要語句の説明をする、などです。そして、これらのことを全てエクセルにアウトプットし、iphoneに移して通勤時間に復習しました。学習した事が段々エクセルに増えていくのを見るのは嬉しいですし、忘れにくくなります。何より2次試験の対応力もつきます。

 

A1次は各科目の難易度の変化が激しい。苦手科目をつくらない。

 1次は、各科目の難易度が年によって大きく変わります。苦手科目があると、難しい年に当たった場合に足切りを食らう可能性が高まります。得意科目で苦手科目をカバーする戦略よりも、2次に直結する3科目は70点、他4科目は60点を平均して取る力をつける戦略の方がベターだと思います。他4科目は勉強し過ぎると深みにはまってしまう可能性があるため、市販の初学者用問題集と過去問を使い、模擬試験の得点を指標としながら基本問題を中心に繰り返し解きました。

 

B2次 / 財務事例を得意科目にできれば、合格の確率が飛躍的に高まる。

 2次4事例の得点標準偏差の比は、だいたい事例T:U:V:W=1:1:1.4:2といわれています。2次合格の戦略として、受験生の差があまり出ない事例TやUよりも、W(財務)を得意とすれば有利に戦えます。私は財務だけは毎日勉強時間を作り、書店で売っている他社の問題集とMMCのGW特訓講座や直前対策で貰った問題を繰り返し解きました。全部で100問以上ありましたが、2次試験までの約1年間で全ての問題を最低3回、苦手な問題は5,6回解きました。その結果、本番の事例Wでは計算問題を全て正解することができ、2次合格に繋がったと思います。

 

C2次本番で傾向が変わっても慌てず、MMCで教わったことを忠実に実行する。

 事例Wの計算問題を除き、2次試験に絶対的な「正解答案」はないと思います。それは診断士協会から正解の開示がなく、各学校の模範解答の書き方がバラバラであることからも明らかです。ただし、考え方の正解は存在します。その考え方を身につけることができるのが、MMCだと思います。他校の2次講座がその問題ごとの対策に終始していたのに対し、MMCは試験の本質を解答技術として学ぶため、2次本番で出題傾向が変わっても、聞かれていることは過去問と変わらない、という気持ちで慌てずに回答欄を埋めることができました。過去問の模範解答は一見、共通点がないように見えますが、MMCは考え方が統一されています。そのことを直前対策の早い時期で気づけたことが、2次一発合格に繋がったと思います。本当にありがとうございました。

  

●岡本 卓馬 さん

【受験の動機】
システムエンジニアとしてお客様に情報システムの提案を行っていた時に、 提案内容が技術分野に偏ってしまうことに限界を感じていました。 将来的にはコンサルタントとして働きたいという希望もあり、経営に関する知識を身につけたいと考えていた時に、中小企業診断士資格の存在を知りました。資格取得のための学習を通じて、経営全般の知識の体系的な習得や、提案時の説得力向上等の効果があるのではないかと考え、受験を決意しました。

【受験歴】
・20年度 大手受験機関に通学 /  1次科目合格(5科目)
・21年度 大手受験機関に通学 /  1次合格(2科目)、2次不合格(DCCD)
・22年度 MMC2次対策マスターコースに通学 /  1次受験せず、2次不合格(CBAB)
・23年度 MMC1次対策総合講座、2次直前対策に通学 / 1次合格(7科目)、2次合格

【MMCを選んだ理由】
21年度2次試験の結果があまりに悪く、どういう答案を書けば合格できるか全く分からない状態だったため、 以下の観点で受験機関を選びました。
  @どういう答案を書けば合格できるかを明確にしていること。
  Aきめ細かく、厳しく指導していること。
MMCの講座説明会に参加したところ、合格するために必要なことを明確に説明していただきました。 また、個別に当てられて質問され、それに答えるというスタイルは大変ながらも身に付くものが大きいと考え、MMCに通う事を決めました。

【1次試験の学習方法】
過去問とMMCのテキストの重要度が高い項目を重点的に学習しました。 最初に学習した時はテキストを始めから順番に読み込んでいましたが、参考書のほとんどが過去問と出題内容をベースに作られているため、過去問を解いてテキストを確認するやり方を繰り返すようにしました。また、各科目の全体像と出題頻度を見比べ、出題頻度が高いが自分が苦手なテーマをなくすよう心掛けました。

【2次試験の学習方法】
2次対策マスターコースで、受講生全員の答案から優れた答案を選ぶという授業を受けて、自分の答案のあまりの分かりにくさに愕然としました。そのため、採点者に分かりやすい答案を、与件の言葉で多面的に書くことを重視しました。具体的には、切り口、根拠、キーワード、括りの言葉といったMMCで学んだ文章の書き方を講座だけでなく、仕事でも活用して提案書や企画書を書くことで、文章力を高めようとしました。
また、出題者が言葉をどういう意味で使っているか、解答として何を求めているかを細かく確認するようにしました。
例えば、事例IIIでの「特徴」という言葉は、「強み」という意味で使っていると指導を受けましたが、これをしっかりと理解していたことで、試験当日は迷わずに済みました。

【試験当日の失敗と対策】
22年度の2次試験では、事例Iの第1問で緊張のあまり頭の中が真っ白になりました。最初の解答欄を埋めた段階で既に残り30分を切っており、そのまま調子を取り戻せず不合格でした。
試験当日をイメージして、万が一パニックになってしまった場合も含めて、対応を考えておいいた方がいいと中居先生からアドバイスを受け、緊張しすぎた場合は試験時間中でも落ち着くための時間を取る等、自分なりの対応をまとめました。また、自分の答練や模試の傾向として、気持ち良く解答が書けてしまった場合は、独りよがりな答案になっていることが多かったため、本番では設問に対してとにかく忠実かつ謙虚に書くよう心掛けました。

【最後に】
合格して改めて振り返ると、中居先生、徳川先生はじめMMCの先生方は、試験に関するノウハウだけでなく、合格後に中小企業診断士として仕事をしていくための基本スキルや心構えも教えようとしてくれていたのだと思います。
MMCで学んだこの2年間は非常に充実し、自分の成長を実感できる日々でした。

この場を借りて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

  

●池田 克 さん

【受験動機】

私は某小売チェーンで営業をしています。営業先は年商数十億円〜数百億円企業が中心であり、経営者と交渉する場面が多くあります。他業界からの中途入社組ということもあり、ハンディを克服し、提案力の高い営業を行うためには、経営の体系的知識の習得が必要だと強く感じたことが、中小企業診断士を目指すきっかけとなりました。 私の場合は2次試験合格まで3年掛かってしまいましたが、この資格版MBAの学習は大変有益なものとなり、仕事の幅も大きく増えました。

【受験暦】

平成21年度 1次合格、2次不合格 (大手受験校に通学)

平成22年度 1次免除、2次不合格 (MMC通信)

平成23年度 1次合格、2次合格(MMC通学)  

【MMCを選んだ経緯/MMCで学ぶメリット】

1年目の受験校では、講師によって解答に至る思考プロセスや書き方の共通点が見出しにくく、自分の解答を標準化することが全くできないまま2次試験を受験し、良い結果は得られませんでした。

着実に2次試験合格に近づくためにはどうすれば良いのか?どの受験校が良いのか?思案している時に、先に通学を始めた友人からMMCの紹介を受けました。

1月下旬でしたので講座説明会には間に合わず、徳川先生から個別にご説明をいただきました。そして、「ここで学んだら、合格できるのではないか」と率直に思い、心中ではほぼその日でMMCに決めていました。

他の方の合格体験記にあるように、講師の先生方は徹底的に過去問を研究されています。指導方法も標準化されていて、@設問に問われていることに忠実に書く→A因果関係で書く→B多面的に・切り口を明確にして書く→Bキーワードで書く、というように合格点・高得点を得られる解答プロセス・方法の原理原則をコンパクトに分かりやすく指導くださいます。信じられないかもしれませんが、この書き方が合否を左右することになると思います。

事実、例えば23年度の2次試験では、【事例T】 第4問「組織管理上の施策」、【事例U】 第1問「Bメガネの競争戦略」、第5問「インターナル・マーケティング」、【事例V】 第1問「C社の特徴」、第2問「生産計画の精度向上の対応策」、【事例W】 特に第2問「限界利益」、第3問「セグメント分析」、第4問「期待値分析」等は、MMCの答案練習や全国模試で何度も出題され、解答方法の指導を受けた設問であり、事前にトレーニングを積んでいたMMC受講にとっては大きなアドバンテージになったと思います。

【試験への対峙方法/勉強方法等】

MMC1年目の22年度は、第4回全国模試で10位以内に入りましたが、2次試験本番では敗退しました。自分なりに敗因分析し、主要因は@通信がメインだった為、MCサークル等のMMCノウハウを本当の意味で体に浸透することができなかったこと、A本番で「やるべきことをやる」よりも「合格したい」という想いが強すぎたこと、その半面B合格するため執念が不十分でにあったこと等にあると分析し、定量的な目標としては、問題ごとのバラツキを削り、特に財務以外の3科目で10%〜15%のスコアUPを目指しました。  

前年の反省も生かし23年度の勉強方法は、MMC通学に切り替え、1次知識の基礎固めを強化しながら、答案練習では常に教室でトップを狙う意識で取り組みました。 結果、答練・模試等のスコアも着実にアップし、第4回全国模試では2位となり、本番では自信と若干の不安を持って2次試験に臨みました。

2次試験本番では他の受験生同様に相当なプレッシャーはありましたが、「合格したい」という気持ちは捨て、目の前の与件・設問に集中しました。「Bメガネ」を「B社」と書き続けたり、「営業CF」を投資・財務を含めたCF計算書を書いてしまったりと、ポカミスもいくつかありましたが、そんなことをカバーできる解答が書けたことで合格に導かれたと思います。  

【最後に】

23年度の2次試験が終了した後は、フラフラで日大から後楽園駅に着くまで30分も掛かりました。翌日以降は、ポカミスに気付いたことで、何度も夢に出てきて朝も嫌な疲れで起床することも、しばしばありました。(ただ、不思議と不合格の夢は見ませんでしたが。。) そして、運命の12月9日の合格発表で自分の受験番号をネットで見つけた際は、至福の喜びがじわっ〜と体に充満するとともに、「やっと終わったよ」という気持ちが入り混じりました。  

長かった戦いを終え、お世話になった徳川先生、中居先生をはじめ、MMCの先生方には感謝の気持ちでいっぱいです。本当にMMCで学べて良かった!と感じています。有難うございました!

 


● R.E さん

私は今回、幸運にも合格を勝ち取ることが出来ました。
今回の経験が、少しでも受験生の方々の参考になればと思い、この合格体験談を書きます。

【受験歴】
・2008年⇒一次科目合格
・2009年⇒一次科目合格
・2010年⇒一次合格、二次不合格(BBBD)
・2011年⇒二次合格

【MMCとの出会い】
元々、中小企業の経営者を助けられる仕事が出来たらと考えていた私は、ネットでたまたまこの資格のことを知り、興味を抱き受験を決断しました。
しかし、半ば受験すること自体に満足してしまい、計画的な学習もしないまま結局一次の合格に3年を要しました。
そして2010年の一次合格後、再び緊張感が抜け、準備不足のまま二次試験を受け当然不合格となりました。

そして、診断士の勉強から離れ半年以上が過ぎました。2011年7月頃、二度目の二次受験が4ヶ月後に迫っていることに気づいたとき、今年が診断士になるためのラストチャンスになるかもしれないと考え、MMCで2次直前対策講座を受講することを決断しました。
選んだ理由は、
・二次試験に特化している
・少人数制で緊張感のある授業が受けられる
・会社から近い
の3点でした。

特に「緊張感」は自分が最も望んだ点でした。

初めて講義に行って驚きましたが、MMCの授業では先生方からはとにかく質問が飛んできます。そのため、授業中は常に身構えるようになりました。他の受講生が質問されている最中は自分だったらどう答えるかを考えました。また、唐突な質問に備えるため、先生の言葉一つ一つに「ナゼ」を考える癖がつきました。

【二次筆記試験にあたっての対策】
@一番苦手な財務は一日一事例解く
財務は自分が最も苦手な科目であり、勉強すれば必ず伸びる科目なので4事例の中では最も重点的に取り組むこととしました。MMCで配布される過去10年分の本試験問題を毎日繰り返し解きました。今回の本試験の財務は傾向が大きく変わったという受験生が多い中、私は数年前の傾向に戻っただけだと感じました。そのため問題を見ても特に面食らうことなく、冷静に解くことができたと思います。

A解答三原則を徹底
MMCでは口を酸っぱく言われる「与件、題意に従う」「因果で書く」「キーワード化」「分かりやすく書く」の4点ですが、MMCの答練ではこの4点を徹底していれば必ず合格点を貰えます。
これが自分の基準となりました。
不透明な部分の多い試験ですが、同時に自由度も高い試験です。上記4点を守ることを徹底して解答すればどう書いても合格点がとれるということです。私はこれらを徹底するためのポイントは「スピード強化」と「キーワードのストック」でした。
キーワードについては、MMCの解答例のみではなくクラスメイトの解答例を特に参考にしながら、自分なりの「キーワードストック」を貯めていきました。
しかし、問題は「スピード強化」でした。。。

B80分の使い方を工夫する
私は解答作成のスピードが恐らくMMC受講生の中でも一番遅いレベルだったと思います。解答用紙に記述する際、内容変更や字数調整で時間を浪費してしまうことが原因でした。解答作成の際、考えがまとまりきってなかったのです。故に時間が足りなくなり、空欄を作ってしまうことも少なからずあり、最大の悩みでした。これを改善するために最初にとった策は、問題用紙の設問毎に解答のアウトラインを予め作成し、その後解答用紙にそれを落とし込むというものでした。これによって解答作成時に字数調整や解答内容の訂正等の時間が削減できました。しかし、まだ問題がありました。急いで与件を読むせいで重要なワードの見落としが目立ったのです。そのため、与件中のSWOTに関する記述の内、SOについては青、WTについては赤でラインを引き、更に重要となりそうな「期待効果」の部分には緑のラインを引きました。ここでいう「期待効果」とは改善可能と思われる部分やそれに利用できそうな部分の総称です。これで設問を読んで解答根拠を探すスピードが上がり、重要ワードの見落としも減りました。

その後行き着いた私の80分の使い方を大まかにまとめると、
・試験開始前の数分で問題用紙、解答用紙表面をじっと見つめて(笑)業種、概要、解答字数を掴む
・開始から最初の5分までに設問を読み、解答の全体像をイメージする
・10分で与件を読み、SWOTと期待効果の部分にラインを引く
・一つの設問に約12分程度で解答を記入する
・最後の5分で誤字チェックや字数調整をする
というものでした。

最初は上記のステップの「解答記入」の前に「アウトライン化の作業」が入っていました。ところが、アウトラインを作成する時間と解答に落とし込む時間の合計が中々60分で収まりきらず。試験直前まで訓練を重ねましたがどうしても安定してクリアすることが出来ませんでした。解答の精度が上がっても間に合わなければ意味がありません。
試験がもう数日後と迫ったところで思い切って方向転換しました。アウトライン化を諦めたのです。その代わり、設問毎に思いついたキーワードだけを書き出し、与件のライン部分と照らし合わせながら解答骨子を頭でまとめ、解答の切り出しとまとめ部分を思いついた段階で直接解答用紙を埋めていくことにしました。このスタイル変更でなんとか時間の問題はクリアできました。一か八かの賭けでしたが、運よく本番に対応させることが出来ました。

上記のタイムマネジメントは事例1から3までに適用しました。財務で自分に課したのは、「与件読み込みと経営分析の問題を最初の30分で終わらせる」ということだけでした。後は分かる問題から手をつけて空欄を作らないことを意識しました。

【最後に】
MMCは特に勉強法や解答法について生徒に特定の何かを押し付けるようなことはありません。ただ、自分に何が必要か考える為の刺激を与えてくれます。授業中、先生が生徒に投げかける質問は受験する上で知っておくべき本質的なものばかりです。特に財務では、先生から飛ぶ質問が恐怖であったのと同時に、どんな参考書の解説よりも深く突き刺さるものでした。だからこそ一語一句聞き逃さぬよう必死となりました。答案添削では「例えばこんな切り口を使えば〜」「例えばこのキーワードを使えば〜」と、丁寧なヒントを頂きました。どうしたらより良い解答となるかを共に考えて頂きました。アドバイスを聞く度に自分に足りなかったものを意識することが出来ました。このおかげで自分の解答の改善策を常に考える癖がつきました。今回の合格はそのオマケかもしれません。

末筆となりますが、最後に私に多くの刺激を与えて下さったMMC講師各位に心より御礼を申し上げます。
また、次の診断士試験を受験する全ての方々のご健闘をお祈り申し上げます。
私自身も、新たなスタートを迎える覚悟を固め、皆様の努力に負けぬよう切磋琢磨を誓います。