PHILOSOPHY OF MMC

新時代を切り拓くビジネス・クリエイターを目指して

時代は今、地球規模でビジネスを考え、そして地域や顧客 1 人ひとりを思い量りながら行動する時を迎えています。このような時代こそ、企業の根幹を支える経営幹部は市場を正しく捉え、自企業の位置付けを理解し、過去の成功の論理に依拠するだけでなく、自らの目を持って判断し、慎重に行動していくことが必要です。

振り返れば、 1970年代、オイルショック後の日本は、世界に目を向け果敢に海外に進出し、大きな経済成長を遂げました。このため、 1980年代には、アメリカでさえ、得体の知れない競争相手の出現にとまどいながら、アジアの小国日本を研究したのでした。その結果、企業経営やマーケティングの分野では、にわかに競争戦略論が脚光を浴びることとなりました。

しかし、 1990 年代になると、M.E.ポーターの競争戦略に加え、P.コトラーも顧客との関係を重視するようになって、 21 世紀にはCS、CRM等の理論も出現し、企業人を刺激するようになりました。マーケット・シェアよりも顧客シェアの獲得が、そしてそのための顧客との継続的な関係づくりが注目されだしたのです。しかし、顧客第一の考え方は、日本の商業史の中では古くから主張されており、表現は変わっても、日本人にとっては理解しやすい考え方といえます。そして今日では、体系化や形式知化できない、信念や思いに裏付けられた暗黙知に基づいてしか創造できない新たな発想こそが、持続的な競争優位の源泉であるといった理論や製品に代わるサービス・ドミナント・ロジックなども話題になってもいます。

このように経営戦略の近年史を振り返ってみても、種々の考え方が出現し、ともすれば翻弄されてしまいがちです。変革期こそ、企業には自力で自らを革新する能力が求められます。変化に直面した時には、自らの目で変化の本質を見極めることが肝要です。また人間は、存在そのものが無限の知の泉です。もし経営幹部が革新や創造の気持ちを失って、他人や自らの過去の成功スタイルを模倣したり踏襲するだけであるなら、人間行動の叡智の結晶ともいえる独自性の高いビジネス創造の機会は失なわれてしまいます。

創造的で革新的な、世界に通じるビジネス・クリエイターの出現こそがもっとも必要とされる時代なのです。

私は、中小企業診断士の資格を有するコンサルタントとして、

 @ わが国産業の未来の開拓への貢献

 A 未来開拓型企業の支援

 B 未来創造型経営幹部の育成

を主眼として、MMCのチームスタッフと地域振興や企業の経営革新、独自性の創造、企業研修のお手伝いをして参りました。その傍らで、自らの足で欧米諸国を歩き、各国の現状に直接触れてきましたが、どの国にも、企業規模にかかわらず独創的で誇り高い、国を代表する輝かしい企業の存在がありました。

今、彼らは、新たな市場を求めて日本やアジアをめざしています。今こそ、私たちは、魅力的で力強い企業づくり、人づくりの原点に立って、ビジネス・コンサルタントとしての役割を果たしていかなければなりません。MMCは、中小企業診断士の資格取得を核として、高い志をもった経営幹部や社員の育成を通じて企業や社会やわが国の発展に貢献していきたいと考えています。また皆様とともに学習し研鑚し合っていく場としていきたいと願っております。



MMC特別講師 前田 進